「もう少し手首が太かったらな・・」「細腕なので似合う時計が少ない」、そう思い悩んでる方はいらっしゃいませんか。私は最近常々思っています。
と言いますのも、今年の前半にAudemars Piguetの銀座ブティックに初めて行ったんです。
約10年前、会社の先輩がロイヤルオークを着けていてそのかっこよさに痺れてから、ずっとロイヤルオークが欲しい気持ちを温めてきました。しかし自分にはまだ早い（そして高い！）という遠慮があり、正規店に伺ったことすらなく、マトモに検討していなかったのです。
それから10年ちょっとの時が流れ、当時の先輩の役職を私が超え、時計においてもランゲをはじめいくつかの時計を揃えました。
そろそろいいのではないか？（なにが？）という心の声に従い、意を決して正規店に伺いました。熟慮を重ねた上で、37ミリのロイヤルオーク（15550ST）を買おうと心に決めていったのです。
ところがどっこい。
37ミリは女性専用モデルになっているじゃありませんか！なんと男性客には売って頂けない！
あぁ終わった・・・と思いましたが、とりあえず41ミリモデル（15510ST）を着けてみると、思いのほか腕乗りは悪くない、むしろワイルドな感じでかっこいい。クロノグラフも良い。
普段はサイズ感重視な私ですので40ミリを超えるモデルは全然着けないのですが、ロイヤルオークに限っては大きくてもいいかもと思わせる説得力がありました。
八角形ベゼルとエッジの立ったデザインから「男らしさ」をビンビンに感じ、その男らしい時計を41ミリというメンズサイズで付けこなしたい。自分のサイズに合わせて時計を選ぶのではなくて、この時計が似合う自分になりたい、そう思わせる様なパワーがありました。
もちろん37ミリのモデルの方がジャストフィットなのですが。
また三針のモデルだけでなく、クロノグラフも男性が買えるのは４１ミリのモデルのみ。ちなみに、ヴァシュロンコンスタンタンのオーヴァーシーズシリーズも41ミリサイズ。もう、かっこいいラグスポは世の中41ミリなんです。
そして私は思いました。むしろ「41ミリが似合う腕になれば世界が広がる」んでは…？手首周りをもう少しがっしりさせて、前腕の筋肉を付けたらいいのでは…？
小さいサイズを売ってくれないブランドが悪いんじゃない、そのモデルが似合う自分になれば良いのだという逆転の発想。我ながら良く訓練された消費者だと思います笑。
とりあえずロイヤルオークが欲しい旨だけお伝えして、その日はブティックを後にしました。
手首を太くするのは簡単ではないが、絶対無理ではない
私の手首まわりのサイズを早速測ります。巻尺だと上手くいかなかったので、適当な紙を手首に巻きつけてその長さを測ります。
通常腕時計を着ける場所である、尺骨茎状突起の横の部分を手首として、私は16.5センチでした。
同じ箇所の幅(手首幅)は、52.9ミリです。スクリーンが写真では見づらくて申し訳ないですが、このノギスは非常に便利です。一番最後にリンクを貼っておきます。
手首幅はケースの収まりを決める重要な要素になります。ちなみに、私のサイズで40ミリ径のインヂュニアと36ミリ径のエクスプローラーを着けると以下のようなイメージです。インヂュニアはラグの長さがほとんどないので、40ミリでもしっかり収まってくれています。36ミリの方は収まりが完璧かと思います。
手首周りの人体構造を見ますと、前腕側から伸びた細い筋と腱、骨が集結して手首が構成されています。手のひら側に行けば行くほど腱と骨が多くなるため、腕時計に必要な筋肉、すなわち「腕時計筋」をピンポイントに鍛えるのは困難であるかと思います。
従って前腕の筋群を鍛えて肥大化することにつられて手首も太く見せる、というのが達成できる精一杯かと思います。
短期的な筋トレですぐに太い手首を手に入れることはできませんが、多少なりとも太くは出来なくはなさそうです。プラス2センチ！とまでいかなくとも、5ミリほどでも大きくなってくれると嬉しい。
「たくましい前腕と絞られた手首」に素敵な腕時計を巻いて、どうか見栄えが良くなってほしい。細い棒のような腕のリストショットから、遥かに「映える」リストショットに変わることは想像に難くありません。イメージすると、こんな感じ。
雑な表現で本当に申し訳ないです笑。低いクオリティにランゲ1も心なしか曇って見えます笑。
ちなみに、右腕の手首周りを測ってみると16.9センチでした。少なくとも同じ人体なので、右腕サイズには大きくすることが出来るのではないでしょうか・・？
日本の平均手首サイズ
ところで日本人男性の手首周りの平均サイズは、167.7ミリだそうですね。（人工知能研究センターの人体寸法データベース(1991-2)の「前腕最小囲」）少し古いデータではありますが、私は若干平均を下回るサイズの様です。ご参考まで。
理想の手首サイズ
ズバリ目標は手首周り17センチ、手首幅5.5センチです。その理由としては、
- ロイヤルオーク クロノグラフのLug-to-lugが51.4ミリ、ブレスレットの最大内径が53.9ミリであり、それをカバーする範囲であること
- YouTube、SNSで有名なHafiz J Mehmoodさんの手首のプロポーション(16.5ミリと5.5ミリ)に近いから
Hafizさんはまさに鍛えられた前腕と締まった手首で、41ミリ越えの時計を数多くレビューされてます。どれも非常にカッコよくつけこなされています。旧作のロイヤルオーククロノグラフ41ミリのレビュー動画を貼っておきます。
とにかく筋トレをしないことには始まらない
とにかく腕トレだけにフォーカスし、以下の動画のメニューを可能な限り毎日こなすことにしました。トータル5分ぐらいで腕がパンパンになるので、短時間で結構達成感があります。
始めたての今は、僅か4キロのダンベルでもめちゃくちゃきついです。。情けない笑。少しずつ効果が出てきてくれるといいのですが。
果たして理想の手首は手に入るのでしょうか。またブログにて進捗を報告致します。それでは！
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