先日注文した際の記事をアップしておりました、サクソニアフラッハPG(Ref. 201.033)がとうとう納品されました!
9月末にオーダーしてからわずか1.5か月で「準備できましたよ~」との連絡をもらいました。年内納品いけるかどうか・・・と言われていたので、相当スピード納品で嬉しいサプライズ。前回ランゲ1を購入した時もそれぐらいでしたが、果たして概ねそういうペースなのか、たまたま両方運が良かったのか・・・
受取日の予約をしてからワクワク待っていたところ、約束の日の2日前になんとコロナ陽性。発熱から味覚障害までコロナの基本的な症状は大体発症し、相次ぐ感染で私の一家全滅してしまいました。家族全員なんとか快復し大事には至りませんでしたが、フラッハ受取りには約3週間程我慢を強いられました・・・
なんとか全快した12月5日に、ようやく無事に受け取りに伺いました。第2子が産まれた記念に買った大切な一本。喜びもひとしおです。偶然にもTwitterで親しくさせて頂いてるフォロワーさんも同日にフラッハPGの納品だったらしく、素敵なご縁を感じます!
まだ数回しか使用していませんが、今回は着けてみた所感をお送りさせて頂きます。
素晴らしいところ
インデックスと針の美しさを極限まで楽しめる
フラッハは2針でミニッツマーカーも無い、非常にシンプルなデザインです。見る人によっては面白みがないと感じる方もいらっしゃるかと思いますが、実は文字盤の情報量は相当多いんです。手の凝った仕上げで、非常に丁寧に作られています。
私のお気に入りは、三角形に形成されたバーインデックス。キズミで見ないとわかりづらいレベルですが微細な山形に作られておりまして、まっすぐでフラットなバー型ではありません。これによって光を受け止める角度が変わるためか、反射が非常にきれいに映ります。
そしてランゲの代名詞、アルファ針も非常に美しく磨き上げられています。PGの色味も相まって、非常に艶がある仕上がりだと思います。
また文字盤はシルバーが用いられ、柔らかな印象をもたらします。12時方向のA. Lange & Söhneのロゴはキズミで見るとぷっくりとしており、手の込んだ印字がなされていることが分かります。
こうした細かな違いや仕上げに「ほほう・・」と悦に浸れる、アブない時計であります笑。2針のモデルだからこそ、細部にこだわり見るものを飽きさせない工夫が濃縮されているのでしょう。
文字盤のクリアランスは見惚れる
ランゲの時計全般に言えることですが、文字盤のサファイヤガラスが非常に薄く、かつ無反射コーティングが施されているために、針・インデックスが直接触れるんじゃないか?という錯覚に陥ります。時分針と文字盤のクリアランスは非常にぎりぎりに作られており、ナナメの角度から見える文字盤も見ごたえがあります。たまらんです。
着け心地、腕なじみは抜群
37mmケース径と5.9mmケース厚が織りなす圧倒的な着け心地。ランゲ1に比べると当然ながら重量感はありませんが、金無垢ケースなのでちょうどいいバランスです。
薄さは正義だなぁと改めて思います。シャツ+ジャケットのスタイルには本当に良く合います。
見ごたえのあるムーブメント
どこかのレビュー記事で「文字盤側のシンプルさと裏腹に、ムーブメントはすっごいモノを隠してます」的なことを書かれていましたが、まさにその通り。
輪列が非常にわかりやすい配置で、丸穴車と角穴車の歯車が露出しているデザインが特徴的です。薄さを追求した結果としてのこの露出だと思いますが、逆に露出してなかったらこのムーブメントの魅力も半減していたことでしょう。ムーブメント側を向けてリューズを巻いている際にきらきらと光る歯車は、手に入れた者だけが楽しめる特権です。
やっぱこの4分の3プレートは唯一無二ですよねぇ・・・たまらんげ。
気になったところ
特に気になったところはないのですが、強いて言うならばランゲ1に比べてリューズが小さいので巻きづらいところでしょうか。巻き心地・抵抗感はランゲ1より少し軽く抵抗が少ないように感じます。
この薄さとデザインのバランスからリューズを小さくせざるを得なかったのでしょうから、大きさはあくまで慣れの問題かと思います。私は全然問題ないです!
ランゲ沼は続くよどこまでも・・・
今回念願のフラッハを手に入れて非常に満足度が高いです。ほかのブランドにはない、やはりランゲにしか満たせない特別なモノがあると思います。
担当さんと話していると、「1本目はランゲ1を購入し、その次がフラッハまたは1815を買うのが正しいランゲ沼のハマり方」だそうです。それ私じゃないかい!と突っ込みたくなりました笑。ちなみに3本目は複雑機構系に走る方が大半だそうです笑・・・
いつか最終的にオデュッセウスが欲しいなと思っていますが、なかなか条件も厳しいようです。ランゲ卒業できるレベルに達するまで、相当な年月がかかりそうです。。。深い、この沼は深いぞ・・・
また長期使用したらフラッハのレビューをしっかりお送りしようと思います。それでは!
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