先日ブログ上ではランゲ1納品の投稿をさせて頂いたばかりですが、現実世界ではランゲ1以降も引き続き色々と時計を更に買ってしまっておりまして・・・
そして今回は、先日サクソニアフラッハPGを注文してしまいました!!2022年10/1からの価格改定前、ぎりぎり滑り込みの注文です。
ランゲ1を注文した際からずっと気になっていたサクソニアフラッハ。前回2022年5月の大幅値上げで50万円程上がっても、まだまだずっと欲しかった一本・・・色々なタイミングが重なり、清水ダイブで注文してしまいました。もう何回ダイブしとんねん!着地して地に足ついてしまってるわ!と自分で呆れておりますが…欲しいものは欲しいのだ!笑
タイミングが良かった。第2子誕生、自分の誕生日・・・
前回のランゲ1は自分の昇進と勤続10年の節目の一本として買いました。今回購入のきっかけになったの最も大きな要因は第2子が無事産まれてきてくれたこと。
それまで「サクソニアフラッハ欲しい」「サクソニアフラッハ欲しい」・・・とずっと毎日念仏の様に唱えていたのですが、ランゲクラスの時計を買うにはそれなりの理由が必要だなと思い、気持ちを温めてきました。先の5月の値上げ前に買おうと思えば買えたのですが、それに見合う何か頑張りや祝いごとがあったのか、ちょっと躊躇してしまいました。
そんな中、第2子が産まれてきてくれました。予定より少し早く産まれたので、母子ともに健康状態が心配でしたが結果無事。つわりのつらかった妊娠と痛みに耐えた出産、妻には感謝しかありません。大変な中頑張って産まれてきてくれた子どもにも感謝です。
そんな人生の節目に丁度自分の誕生日も迎えたこともあって、2児のパパとして頑張らなきゃいけないなと思い、かつ子どもにもちゃんと受け継いでいけるようなモノが欲しいと思い、このランゲの時計を決断しました。
やはり何かきっかけがあって購入した時計は思い入れが違いますよね。
値上げは続くよどこまでも
5月の値上げに続き、10/1より行われた今年2回目の値上げも背中を押しました。
フラッハは約10万円程の値上げでしたので、他のモデルに比べると大きくはありませんが、とはいえ10万円は大きい。。。
ランゲ1なんて私が買った4月は440万円程でしたが、今や530万円ほど。昨今の値上げペースは尋常じゃない、常軌を逸していると思います。ウクライナ侵攻から始まるエネルギー不安、賃上げ、原料高、サプライチェーンの分断、円安・・・いろんな要素があると思いますが、ここぞとばかりに値上げが大変なことになってます。
昔はロレックスのデイトナが80万円台だったと聞いたことがあります(今は170万円)。
そもそも、ものの値段は着々と上がっていきますし、自然のことかと思います。日常生活用品は価格上昇を抑制する働きがあるのでペースはゆるやかだと思いますが、ぜいたく品は売れなくなる価格の一杯一杯まで上げても買う人は買う。
さすがに今の値段上昇ペースが長続きするとは思えませんが、1年後ぐらいの相場が「新しい価格設定」、すなわち「ニューノーマル」に突入するんじゃないかなと思っています。
雲上時計であればシンプル3針/2針モデルは300万円スタート、ロレックスのデイトジャストは120万円ぐらいから、みたいな世界になるんじゃないでしょうか。
値下げはきっとしないでしょうから、明らかなのは今の値段で買うことが一番安いこと。本当に欲しいと思えるモデルならば、お財布を少しストレッチして買ってもいいんじゃないかなと思った次第です。
フラッハは究極のドレスウォッチだと断言しよう
それでは何故フラッハが欲しかったか。その理由は3つあります。
1. やっぱりドレスウォッチは金無垢が最高
ランゲ1で初めて金無垢時計を経験し、その後に2本ステンレス素材のドレスウォッチを購入しました。ヴァシュロンコンスタンタンのフィフティーシックスと、JLCのマスターウルトラスリムムーンです。
SSは気持ちが楽ですし、この2本の時計はそれぞれ気に入っています。しかしSSだからメリットが大きいかというと、必ずしもそうではないと考えます。ケースに傷が付くときはどうしても付いてしまいますし、また防水性もSSだから高いというわけではなく、耐磁性能も大差ないと思います(但し、マスターウルトラスリムは5気圧防水なのでその点は優れています)。
従って性能面で大きく変わらないのであれば、金無垢の見た目の美しさや輝きに対する喜びの方が大きいと思います。
したがって、「気を使わなくていい」枠としてSSを1本持ったら、あとは金無垢をそろえる方が幸せになれるんじゃないかなと思うわけです。(おい、すでにSS2本持ってるじゃないか!)
2. 手持ちを考えて、ケースの薄い2針が欲しかった
ランゲ1は2針+スモセコ+デイト、フィフティーシックスは3針+デイト、マスタームーンは3針+デイト+ムーンフェイズなので、究極のシンプル時計として2針を一本持っておきたかったのです。
かつこの3モデルの厚みは8-9ミリのレンジでしたので、よりスーツやフォーマルな装いに合うようにフラッハやパトリモニーといったような6ミリ~それ以下の時計がどうしても欲しくなってしまいました。
2針の時計って超ドレッシーかと思いきや、意外とカジュアルスタイルにもハマるので、それなりに汎用性が高いかなと。しかし現行品で探すと、その条件の時計って限られてくるんですよね。
3.サクソニアフラッハは現行品の中でも稀有な存在
金無垢、2針、雲上級ブランド、現行品で考えると以下の4つが挙がってくるかと思います。
ランゲ | VC | ブレゲ | ピアジェ | |
モデル名 | サクソニアフラッハ | パトリモニー | クラシック5157 | アルティプラノ |
ムーブメント | 手巻き | 手巻き | 自動巻き | 手巻き |
ケース径 | 37mm | 40mm | 38mm | 38mm |
ケース厚 | 5.9mm | 6.79mm | 5.4mm | 6.4mm |
パワーリザーブ | 72h | 40h | 45h | 43h |
ケースバック | シースルー | ソリッド | シースルー | ソリッド |
ベルト幅 | 19mm | 20mm | ? | ? |
この中でパトリモニーが圧倒的に大きくて40mm。前回ランゲ1の購入の際に非常に惹かれた一本でした。大き目のケース径であっても、その薄さが大きさを感じさせず、柔らかな表情のあるダイヤルが大人の色気を感じさせる一本です。前回の記事は下記をご参照。
しかしながらとはいえ40mm。。。ドレスウォッチをさりげなく袖の下に忍ばせておきたい私としては、やはりそこが最後までネックでした。私の手首(16.2センチ周囲、5.3センチ幅)からするとケース径は35-38mmが最適です。
とびましてピアジェはジュエラーなので除外。モノは結構かっこいいんですけどね・・・
(訂正: ピアジェは1874年にムーブメント製造から創業したブランドなので、ジュエラーではなく完全な時計メーカーでした。失礼致しました!お恥ずかしい・・・1959年からジュエリーを始めた様でジュエリーの印象が強かったですが、時計・ジュエリー両方非常に歴史あるブランドですね)
残るブレゲ5157は、実際に店舗に行って確認もしました。非常に良かったです。ブレゲの特徴であるギョーシェ彫りが美しく、且つこの薄さで自動巻きという驚異的な技術力。かなりエッジのあるモデルだと思います。
但し今回PGのみで考えており、かつビジネス・スーツでも使えるものを探していました。しかしゴールド色は日本のビジネスシーンだと浮くというか、お客様向けにあまりいい印象を与えない可能性もあります。色味で冒険する分、デザインが相当シンプルである必要があるなーと考えていました。
そうするとブレゲ5157はかなり華美に映ります。シンプル一直線のサクソニアフラッハと、フランス生まれの貴族感を漂わせた5157。全くキャラクターが違う中で、私の今回のイメージではフラッハがドンピシャでした。
ランゲ1を使ってみて実感した圧倒的信頼感。完璧なサイズ感。すべてにおいて無駄のないダイヤル。美しすぎるムーブメント。すべてを備えた究極の一本として文句なしのチョイスでした。ミニッツマーカーもない、限界そぎ落としたデザイン。究極のドレスウォッチだと思います。
そんなわけで、思い切って注文しましたサクソニアフラッハ。
本当に届くのが楽しみです。納品報告を是非ご期待くださいませ。
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