【OMEGA】オメガ・銀座のイベントにご招待頂いて行ってきた件

Watch Hunting

先日、銀座のハイエックセンター(通称:魔境または魔塔)で開催されたOmegaのプロモーションイベントにお邪魔してきました!実はまだ一本も持ってないのに笑、オメガは本当に好きなブランドです。某店舗に何度も通っては、結果店長さんと仲良くなりまして、今回ありがたいことにご招待頂きました。

今回は昨年発表された新作シーマスターアクアテラシェードについて、「Every Shade of You」と題してプロモーションを行うイベントでした。昨年発表から丸1年、全くデリバリーがなく漸く4月頃からちょこちょこ入ってきたそうです。一年越しに今年前半の主力モデルとして位置付けているのではないでしょうか。

今回ご招待頂いたイベントでは、アクアテラシェード以外にも多くのレアモデルが展示されており、実際に手に取ることができました。特に印象に残った時計をピックアップしてご紹介します。

シーマスターアクアテラ シェード

カラー文字盤が本当にきれいです。PVD(Physical Vapor Deposition、物理蒸着)またはCVD(Chemical Vapor Deposition、化学蒸着)で処理されているので、非常に発色が良く劣化にも強いとのこと。テラコッタ(赤)カラーがCVD、それ以外はPVDで処理されているみたいですね。メンズ向けの38ミリは5色、レディース向けの34ミリでも5色、それぞれ異なる色合いで展開しています。

店員さんのお話ですと、メンズで「はじめての機械式時計」を選ばれる方は定番のブルーが圧倒的で、2本目以降はテラコッタを選ばれる方が多いそうです。少しご年配の方に人気なのはサンドストーンというややシャンパンゴールドとシルバーの中間の様なカラーだそうです。一方で女性はピンクまたはラベンダーが人気。

今回ブルーを付けさせてもらいましたが、非常に取り回しもよく、「間違いのない」時計だと感じました。昨年ぐらいから少しずつ小径の時計が増え始めたので、アクアテラシリーズも41ミリではなく38ミリが主流になっていくかも、だそうです。

3針時計を持っていないのであれば、絶対買いの時計。ただ、私が唯一気になるのデイト表記がすべてのモデルで白バックになっている点。細かい話ですがここは文字盤の色味と合わせて欲しかった・・・インデックスの夜光部分がホワイトなので統一感がなくはないですが、ここだけ残念。

リンクはこちらから。

  • ケース径: 38ミリ、厚み: 12.3ミリ、Lug to Lug: 44.9ミリ
  • キャリバー8800(マスタークロノメーター、15,000ガウス以上の耐磁性能、パワーリザーブ55時間)
  • 防水: 15気圧
  • 価格: 税込891,000円(2023年5月時点)

スピードマスター ムーンウォッチ カノープスゴールド

現行の3861キャリバーのスピードマスタームーンウォッチですが、ケースはホワイトゴールド。

オメガのホワイトゴールドは「カノープスゴールド」と呼ばれており、一部原料にプラチナを含むそうです。通常ホワイトゴールドはゴールドにコーティングをかけることによって白さを出しているのですが、カノープスゴールドはプラチナ含有によって素材そのものがホワイトなので、コーティングを必要としないところが特徴だそうです。

担当さんは「これ輪切りにしても白いですよ!すごくないですか?!」と仰っていましたが・・・それはどんな状況やねん、と突っ込んでしまいました笑。そうした見えない拘りがオメガの非常に良いところだと思います。

ホワイトゴールド素材にのみ許された白文字盤で、非常に品があります。3カウンタークロノの定番デザインであるパンダダイヤルよりも、単色のこちらの方がシンプルながら高級感を感じました。周囲の人からはただの白文字盤のスピマスと思われていても、実はすんごいモノを付けている、知る人ぞ知る優越感が半端ではなさそう。お金無限マンであれば欲しかった・・・

商品ページはこちらから。

  • ケース径: 42ミリ、厚み: 13.2ミリ、Lug to Lug: 47.5ミリ
  • キャリバー3861(マスタークロノメーター、15,000ガウス以上の耐磁性能、パワーリザーブ50時間)
  • 防水: 5気圧
  • 価格: 税込7,260,000円(2023年5月時点)

シーマスターダイバー300M ボンド映画60周年記念モデル

初めてボンド60周年モデルの実機を見させてもらいました。以前新宿伊勢丹ではサンプルが置いてあったという話も聞きましたが、私は完全に初見でした。

ネイビーブルーが本当に好みの色合いで、シーマスターのやんちゃさとカラーリングのおとなしさが心憎い塩梅になっています。ピアースブロスナンが着けていた時のシーマスターの色合いに近づけるべく、アルミ素材を用いて色味を調整しているそうです。

また通常のダイバー300のモデルは赤がさし色で入っていますが、これは白とネイビーのツートーンでよりストイックな印象を受けます。使用されている白はシルバーではなくはっきりした白なので、コントラストが効いています。

サイズは通常のシーマスターより少しだけ厚い(13.6ミリ⇒14.3ミリ)ですが、もともと大き目な時計なので気になりません。むしろ42ミリというケース径にしてはLug to Lugは49.9ミリに抑えられているので、16.5センチの私の手首にもギリギリ収まってくれています。

更に個人的に好きなのはデイト表記がないところ。前作チタンのボンドモデルもノンデイトでしたが、今回もノンデイト仕様のため、ツールウォッチとして完璧です。私は普段日付がちゃんとそろってないと気が済まないタイプの人間なので、ないならない方が安心します笑。時刻合わせをしているヒマがない日などは、日付を後で合わせるのではなくノンデイトのエクスプローラーを使ってしまうレベルです笑。

NATOベルトや純正のステンレスベルトにも変えられるので、一機で何通りも楽しむことが可能です。

性能もさすがのオメガクオリティで、300メートル防水、耐磁性能もマスタークロノメーター規格。ロレックスのサブマリーナーよりも悪目立ちせず、且つデザインもシンプルでコーディネイトの邪魔をしない。ボンドウォッチなので、スーツと合わせてもめっちゃテンションが上がる。

もう完璧じゃないでしょうか。こりゃ欲しい。リンクはこちら

ただ入手は結構難しい。まだ毎日予約の問い合わせが来ているおり、相当ウェイティングが溜まっている様です。場所によっては予約をすでに断られたという話もちらほら聞くので、完全にカットオフされてしまう前に、迷われている方は是非予約を。

  • ケース径: 42ミリ、厚み: 14.3ミリ、Lug to Lug: 49.9ミリ
  • キャリバー8806(マスタークロノメーター、15,000ガウス以上の耐磁性能、パワーリザーブ55時間)
  • 防水: 30気圧
  • 価格: 税込1,111,000円(2023年5月時点)

スピードマスター キャリバー321 プラチナ

今回のイベントの目玉、プラチナスピマス。言わずと知れた伝説のキャリバー321を搭載しながら、ダイヤルはブラックオニキスの天然石、3つのサブダイヤルには何とメテオライト。スピマスのラスボス的存在です。(本当の裏ラスボスはこちら

オニキスのダイヤルは艶が素晴らしく、吸い込まれるようでした。またオメガのメテオライトは少し黄色味が入ったものが多いのが特徴で、オメガとして買い取った隕石の原石(?)を所有しており、それを切削して使用しているそうです。またベゼルはアルミではなくブラックセラミックなので、丈夫さも兼ね備えています。もうただ鎮座しているだけで、ぐうの音も出ない説得力。

そのお値段なんと874万円。プラチナ素材でアンダー1,000万円なのはお得な気がします笑。もうこれを買えばさすがにほかのスピマスはいらなくなる?!

  • ケース径: 42ミリ、厚み: 13.4ミリ、Lug to Lug: 47.6ミリ
  • キャリバー321(パワーリザーブ55時間)
  • 防水: 5気圧
  • 価格: 税込8,745,000円(2023年5月時点)

ミュージアムコレクション #8-10

実は、個人的に今回一番刺さったのはミュージアムコレクション。存在は知っていたけど実物を見るのは初めてでしたし、まさかここにあるとは!

特に惹かれたのは♯8のレースエンドタイマー。1949年のオリンピックの写真判定とタイマーを組み合わせた「Racend Timer」を復刻。タキメーターとパルスメーターが両方ついている時計って珍しいですよね。ゼニスやルクルトの古いクロノグラフにも通ずるデザインで、ケース径38ミリ、すっきりしたラグ形状が素晴らしい。

もう生産はしておらずデッドストックのため、新品で買える機会はまず無いでしょう。今回のイベント内で希望を出せば抽選で購入も可能でしたが、、さすがに衝動買い過ぎるので、何とか耐えしのぎました笑。ぐっと我慢しましたが、次回見かけてしまったらどうなることやら笑。

  • ケース径: 39ミリ、厚み: 11.1ミリ、Lug to Lug: 48.5ミリ
  • キャリバー3201(パワーリザーブ55時間)
  • 防水: 3気圧

オメガは本当に良心的なブランド

こんな実績のない私にも、オメガワールドを十分に堪能させて頂きました。その懐の深さと親しみやすさが本当に素晴らしい。Exclusiveなハイブランドもそれはそれで楽しみ方があると思いますが、オメガは万人に開かれた良心的なブランドだと思います。

耐磁性能、防水性、コーアクシャルムーブメント等、実用性能は時計界随一。初の月面着陸に使われ、かつオリンピックの公式タイマーに採用されているその信頼性は伊達じゃありません。時計初心者にも上級者も楽しめるモデルもしっかり取り揃えている。これはなんと大きい沼なんでしょう笑。

6月8日(月曜日)から値上げを実施する予定ですので、もしご購入を検討されている方がいらっしゃれば是非店頭へ!それでは!

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