はじめてのドレスウォッチ選び: ランゲ1納品・完結編

Watch Hunting

前回、はじめてのドレスウォッチとしてランゲ1に決定した際の話をまとめました。

今回は晴れてのランゲ1納品時の話と、400万円超えの時計を初めて買って分かったドレスウォッチ・時計選びの総括をお送り致します。

前回までの記事はこちらからどうぞ!

 

オーダーから約1.5か月で納品!

もともと「注文から3か月ぐらいかかりますね~。値上げ前の駆け込みが相当入ってまして」とバッファを持たれた話を再三されましたが、実際にはオーダーから1.5か月程で手に入れることができました。また値上げ前に全額入金できれば、値上げ前の金額で決済してくれるとのことだったので全額お支払い済み。

オーダーしてからは本当に心待ちすぎて、「俺のランゲまだかな~」が毎日の口癖に。そんな私に妻は閉口していたと思います笑。

そんな中、思ったよりも早く担当さんから入荷の連絡を受けて、入荷日にさっそく取りに伺いました。

ランゲの未開封状態は、こんな感じでフィルムに包まれているみたいです。「出荷」されてる感があっていいですね・・・!

そして感動のご対面。店頭サンプルの商品には薄い保護シールが貼ってありますが、それを剥がした状態を見たのは初めてでした。

本当の姿を現したランゲ1は、ケースのホワイトゴールドの輝きがまぶしく、文字盤の表情が一層美しく見えました。サンプルとしてショーケースに並んでいるモノはきっとフィルムにも小傷があって、より不透明に見えるんでしょうね。生ランゲ、これは購入者にしかわからない特権ですね!

受取当日は出勤時でしたのでスーツを着ておりました。やはりランゲ1、スーツスタイルが良く似合います。

ランゲ1の所有感は、他のこれまで購入してきた時計とくらべものにならない程に圧倒的ですね。A.ランゲ&ゾーネの細部までこだわった仕上げ、WGの輝き、光の反射、色々な要素が合わさって、独特の存在感とオーラを醸し出しています。

これが手に入って本当によかった…

ちなみに納品の日には、社会人入社して初めて買った機械式時計であるIWCインヂュニアを巻いていきました。この10年間、艱難辛苦をともにした戦友です。ケアを全く気にせずガシガシ使いまくってかなりのダメージが残ったままで、セルフサテン仕上げになってしまっています笑。この子は自分の色に染まっている感があって好きです。

時計好きがまさかここまで高じるとは、インヂュニアを買った当時は夢にも思わなかったなぁ。。

 

はじめてのドレスウォッチ選び、その総括

さてさて、今回のドレスウォッチ選びはランゲ1で落ち着きました。総括として今回の時計選びを通じて得たことを2点ほど挙げさせて頂きます。


ひとつ、試着とサイズ選びはこだわるべし

カタログで得られるスペックは情報量が限定的で、実物と全く違ったり巻いてみて初めてわかることことが多くあります。

今回、私がそれを実感したのはヴァシュロンコンスタンタンのパトリモニーでした。

定番のドレスウォッチということで、「一応候補に入れとくか」ぐらいのテンションで見に行ってました。40mmというケース形状は大きすぎるだろうし、文字盤もシンプル過ぎてつまらなく感じてしまうかな?とあまり肯定的ではなかったのです。

しかし、実際付けてみると評価が一転!めちゃくちゃしっくりくるではないですか!

その薄さとラグの小ささから、サイズが大きすぎるということは決してありません。むしろしっくりくると感じてしまいました。また、ドーム状の文字盤も陰影が美しく、繊細に手作業で曲げられた針先が非常に魅力的でした。非常に表情豊かな時計でしたので、つまらないだろうとか思っていた自分を殴りたい笑。

ランゲ1に関しては、38.5mmというサイズそのものは自分の手首周りに対して問題ないだろうと思っていましたし、実際に付けてみても問題なかったです。

期待以上だったのはラグのカーブの形状。ランゲの時計は筒型のケースなので削られた部分が少なく、カタログ数値より少し大きめなサイズ感に見える傾向にあると思います。しかしラグがいい感じに腕に巻き付いてくれて、装着感とサイズ感はバッチリでした。

ワイシャツに付けることが多いであろうドレスウォッチは、袖口のフィット感がより重要になってくると思います。薄ければ薄いほど収まりは良くなると思いますが、ケース径やLug-to-lugのサイズによって全く装着感は異なるので、やはり試着を絶対することをおすすめします。

35mmだから小さすぎる、40mmだから大きすぎる、ということは必ずしもありません。百聞は一見にしかずとはまさにこのことで、店舗に足を運ぶことが重要かと思います

 


ふたつ、複数本時計を買うより、予算いっぱいの一本を買うべし

はじめて200万円超の時計を買ってわかりましたが、やはりいいものは良い。ちゃんとしたブランド、特に雲上であれば値段とクオリティが比例していると思います。もし良いものが欲しい、ハレのものが欲しいのであれば、予算いっぱいの一本(時に予算オーバー笑)のものを買った方が良いと思います。

200百万円以上の時計購入を考えたときに、一本を買う以外に「その予算内で複数本買う」という選択肢もあり得ます。ジャガールクルトのマスタースリムを一本(120-40万円程)と、IWC ポルトギーゼ(80-90万円)といった具合に、かなり良いものが買えます。中古も視野に入れるともっとたくさんあるでしょう。

200万円超の予算であれば雲上ブランドの比較的シンプルなモデルが入ってくるレンジ。そこまで逝くなら、時計の満足度を考えると絶対に雲上ブランドの時計を買った方がいいと思います。(もちろんコスパが良いものや、気を使わない使い勝手の良いモデルを探すという場合もあるでしょうから、その場合はそのレンジ相応のモノを買った方が良いかと思います)

さらに、昨今の値上げは本当にえぐいです。今回ランゲ1を400万円台で購入することができましたが、2022年10月の値上げでは530万円を超えるとのこと。。。(現在の定価は公式ホームページまで)

雲上クラスが10%値上げすると、それだけで相当な金額が飛んでいきます。。。欲しいときと買えるときに買わないと、一番安い時を逃します。

その時に欲しいものの中から一番高いものを買う、というのが経済的にも優しい。

しかし一方で一度良いものを知ってしまうとそれからも良いものがさらに欲しくなっていきますので、生涯時計費用はもりもり上昇していくリスクは常に存在します笑。ああ、沼って恐ろしい笑。


 

迷いに迷って買ったランゲ1、買って今でも非常に満足しています。いつ見ても美しいと感じますし、ダイヤルから発せられる不思議な癒しの効果は抜群です。決して安くはないですが、迷っている方がいらっしゃったら是非購入をおすすめします!

以上、ドレスウォッチ購入記をお送りしました。皆様の参考になれば幸いです。

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