常々ブログで私の時計の話ばかりしておりますが、先日妻の誕生日にタンクルイカルティエをプレゼントしました。
これまで妻はエルメスのHウォッチ、デイトジャスト(シルバー文字盤でフルーテッドベゼル/ジュビリーブレス)などを持っていたので、今回が初めての金無垢の時計です。
他にも幾つか迷ったモデルはあったのですが、妻と一緒に店舗に足を運んでじっくり選んだこともあって、結果的にとても良いチョイスだったんじゃないかなと思っています。
幼子を抱っこしながら、カルティエのブティックや百貨店であーでもないこーでもないと悩んだのは良い思い出です笑。
妻も気に入ってもらえたと思いますし、タンクルイカルティエは「妻にこういう時計をつけて欲しいなぁ」と私も強く思えた一本です。
今回はタンクルイカルティエの特徴、魅力、そして女性向け時計をプレゼントとして選ぶ際のポイントをお伝えします。
タンクルイカルティエについて
タンクシリーズとは
言わずと知れたカルティエのタンクシリーズですが、歴代に沢山のシリーズがあります。
最も古いモデルは、1917年に発売された初代のモデルであるタンクノルマル。今年2023年に復刻されたことが記憶に新しく、今年発表モデルの中で一番いいかも!と以前私もブログで書かせて頂きました。
そして今回のルイカルティエは1922年に販売された第三代目のモデルが源流になっています。
ルイカルティエは特にケースに貴金属、カボション(リューズの先端)には天然石が使われており、現行ラインナップの中でもプレミアムな位置付けです。
現行ラインナップでも種類が多く何が何かわからん!と言いたくなるところですが笑、共通するデザインコードは、「文字盤と同じ幅のストラップ」と「レイルウェイミニッツトラック」。ラグとケースが一体化したデザインは、シンプルながらも一目で「タンク」とわかる特徴的なものとなっています。
これまで、アンディ・ウォーホル、ケネディ大統領、イヴ・サンローランなど様々な著名人やファッション関連の偉人に愛されてきた名作であります。
なお、こちらのPenの記事にてタンクの変遷が分かりやすくまとめられてますので、ご参考まで。
今回購入したのはタンクルイ ルイカルティエのSMサイズ
今回購入したのは、現行のタンクルイカルティエ、SMサイズ、YGケースです。現行のSMサイズのラインナップですと、YGとPGの二つがあります。
ケース素材の以外に異なるポイントは、ムーブメントと文字盤。
YGのモデルはクォーツムーブメントにホワイト文字盤仕様です。クラシカルでアンティークの様な風格があります。PGは手巻きムーブメントにシルバー文字盤。更にギョーシェ彫が入っているので、より煌びやかな印象になります。
どちらのモデルも甲乙付け難く、選ぶ際には非常に悩ましいと思います。我が家の場合は普段の使い勝手の良いクォーツで、かつ手持ちのアクセサリーにYGが多いのでYGのモデルに決めました。
個人的には、ホワイト文字盤はきっと長く使えるだろうなぁ、おばあちゃんになっても似合うだろうなと強く思えました。YGも上品な輝きで、身に着けたときの高揚感が他の時計と全く違ったので、「ビビっと来る」時計に間違いないです。
女性にプレゼントする時計の選び方
女性へのプレゼントとして時計を選ぶ際、男性諸君は非常に悩ましいと思います。結果的にその相手が気に入るものを選ぶのが一番であるのは大前提として、今回私が学んだ3つの時計選びのポイントをお伝えします。
①ケース素材は他のアクセサリーと合わせる
普段アクセサリーをしない男性からすると全く気にしていないのが、アクセサリーと時計の素材の相性。素材が異なるものを着けていても問題はないといえばないのですが、統一されていると見た目のすっきりさ、コーディネートの仕上がりが全然違います。
手持ちのアクセサリーにYGが多いのか、PGが多いのか、またはシルバー系が多いのかに合わせて、選ぶ時計のケース素材も揃えることをお薦めします。もしシルバー系にもゴールド系にも対応できる一本を、と考えるのであればツートーン(コンビ)の時計がおすすめです。
なお、YGとPGといってもそれぞれの色味がブランドによってかなり異なりますので、お持ちのアクセサリーを実際に着けて試着に行くと良いです。PGの時計でも、YGのアクセサリーと合わせて違和感なく使える色味のPGの場合もあります。ちなみに、カルティエはピンクとイエローがそれぞれ赤さと黄色さがはっきりとしている印象です。
ただ最近はPGのみ取り扱ってるモデルが増えてきているみたいで、全体的にYGのラインナップは縮小傾向とのこと。。
②ムーブメントはクオーツが無難
よほど時計好きでなければ、機械式の時計をしっかり使える女性はそこまで多くないでしょう。手巻きムーブメントを買ってしまい、使うたびに止まっていると時刻合わせが面倒になって着けなくなり、本末転倒になってしまう可能性があります。
クオーツであれば止まる心配はないので、そちらの方が好まれると思います。もしクオーツと機械式時計の両方の選択肢があるのであれば、クオーツをおすすめします。
もっとも、このブログをご覧頂いている時計兄貴達は手巻きであろうと問題なく巻き上げて時刻設定をしてくれると思いますので、あまり問題にならないかもしれません笑。
③シェアウォッチは無理に考えない
当初、タンクルイカルティエのLMを買ってシェアしちゃえばいいんじゃない?!とも考えましたが、結果的にはLMを買わなくて正解でした。
やはり男性と女性では体格差があり、それぞれ似合うサイズがあります。妻のベストサイズはSMで、LMは少し大きい。オーバーサイズめにつけることでボーイッシュ、カジュアルな雰囲気も悪くないですが、ルイカルティエの様に元々小ぶりのサイズでクラシックでよりフォーマルな佇まいには、小さめで着ける位がちょうど良いと感じます。
ただ、普通のラウンドウォッチはシェアもありかもしれません。例えばパテックフィリップの3796の様な30.5ミリ径のラウンド型ドレスウォッチであれば、女性には普段使い、男性は非常にフォーマルなスーツスタイルにアリだと思います(シェアをまだ諦めていない笑)
タンクルイカルティエは非常におすすめ
結論、ルイカルティエは非常におすすめです。ジュエリーとしての知名度もありながら、本当の時計好きも唸らせる時計そのもののクオリティ。さすが、2022年ロレックスに次いで世界2位になっただけのブランドです。
カルティエのブティックはサービスも良く、昔ながらのロウ付のパッケージで包装してくれました。こういうちょっとした贅沢さが満足感につながりますよね。
女性にプレゼントして自分にも絶対欲しくなる。これは確実にミイラ取りがミイラになる案件です笑。ちなみに私もLMサイズが図らずもしっくりきてしまい、悶絶していたクチです。
まだお持ちでない方は、是非奥様と一緒にご検討くださいませ。
それでは!
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